手銛の「ゴム(スリング)」の選び方!太さと長さのベストな設定とは?

今年から素潜りで魚突き(スピアフィッシング)を始めた皆さん、手銛(てもり)の扱いには慣れてきましたか?

魚突きを続けていると、「もっと初速(飛び出しのスピード)を上げたい」「最近、ゴムがヒビ割れて白っぽくなってきた」と感じるタイミングが必ずやってきます。 実は、手銛のゴム(スリング)は車のエンジンと同じ。どんなに良い銛を使っていても、ゴムが劣化していたり、自分に合っていなかったりすると、魚を仕留める確率はガクッと下がってしまいます。

この記事では、初心者が安全に楽しむための必須ルールをおさらいしつつ、手銛用ゴムの「太さ」と「長さ」のベストな選び方、そして交換のタイミングを分かりやすく解説します!

魚突きの基礎知識・絶対に守るべき規制とルール

毎記事であげさせていただいておりますが、道具のメンテナンスをする前に、魚突きを安全かつ合法的に楽しむためのルールをおさらいしましょう。

  • 「水中銃」の禁止: 日本国内の多くの都道府県では、引き金がついた「水中銃(スピアガン)」の使用が漁業調整規則により禁止されています。ゴムを手に掛けて引っ張る「手銛」を使用し、事前に潜る地域の水産課HPなどで最新ルールを確認してください。

  • 密漁防止(獲ってはいけない獲物): アワビ、サザエ、伊勢エビ、ウニ、タコなどは「漁業権」が設定されており、一般人が採取すると密漁として重い罰則が科せられます。ルールを守り、魚類のみを狙いましょう。

  • 潜る場所の選定: 海水浴場や、漁師さんの網が入っている場所での魚突きは大変危険です。船が頻繁に通る航路付近も絶対に避け、安全なエリアを選びましょう。

ゴム(スリング)の選び方の基準!「太さ」と「長さ」の決め方

ゴム(スリング)を選ぶ際は、自分の「筋力」と「銛の素材」に合わせることが最も重要です。以下の基準を参考に、ベストな設定を見つけましょう。

1. 「太さ」の選び方:自分の筋力と銛の素材に合わせる

ゴムの太さは、主に10mm前後〜13mm前後のものが主流です。

  • 10mm前後(初心者・グラスファイバー銛向け): 比較的軽い力で引くことができるため、腕力が心配な方や初心者におすすめです。また、よくしなるグラスファイバー製の手銛に太すぎるゴムを付けると、銛が曲がって力が逃げてしまうため、10mm程度の太さがベストバランスです。

  • 13mm前後(中〜上級者・カーボン銛向け): 引くのに力が要りますが、その分圧倒的なスピードとパワーが出ます。硬くて反発力の強い「カーボン製の手銛」の性能を最大限に引き出すなら、この太さがおすすめです。

※当店にて扱っておりますUltimate DiveやSPEAR SEALSブランドのスリングラバーは、ゴム径が9.5mm~10mmサイズのものを取り扱っております。

2. 「長さ」の決め方:ギリギリ引ける長さがベスト

ゴムの長さは、「自分が銛を握る位置」までゴムを引っ張ったとき、ゴムが限界近くまで伸びきっている状態(伸び率約3倍〜3.5倍)が理想です。

  • 長さの目安(計算式): 一般的に、「(ゴムの接続部からグリップ位置までの長さ)÷ 3」が基本の長さと言われています。 例えば、ゴムの接続部から握る位置までが120cmの場合、120cm ÷ 3 = 40cm がゴムの長さの目安になります。ここから、自分の筋力に合わせて数センチずつ短く(キツく)していくのがプロの調整方法です。

3. 【重要】ゴムの寿命と交換のサイン

ゴムは「消耗品」です。海水や紫外線の影響で劣化していきます。以下のサインが出た場合は、海で突然プツンと切れて怪我をする前に、すぐに新しいものに交換しましょう。

  • 表面に細かいヒビ割れ(亀裂)が入っている

  • 白っぽく変色したり、ベタベタと溶けたりしている

  • 買った当初よりも伸びやすくなり、パワーが落ちた

おすすめの交換用ゴム&自作用パーツ3選

「ゴムが劣化してきた」「長さを自分好みに調整したい」という方へ向けて、当店で人気の交換用パーツをご紹介します。

1. Ultimate Dive アルティメットダイブ 銛 ゴム スリングラバー 72cm


UltimateDive製の手銛に取り付けられる、リング状の金具が付いた純正の交換用ゴムです。銛の長さに合わせた最適なサイズがラインナップされているため、難しい計算や自作の手間が一切かかりません。予備として海へ持っていくのにも最適です。
色は、ブラック・イエロー・オレンジの3色展開。

2. SPEAR SEALS スピアシールズ 50cmスリングラバー

全長:約50cm 伸縮性が良く、パワーの持続性が高いラバーを使用しています。
自作で手銛を作成している方にもおすすめ。

まとめ:ゴムをベストな状態に保ち、最高のスピードを!

手銛のゴム(スリング)は、魚突きの釣果を左右します。

  • 腕力と銛の素材に合わせて「太さ」を選ぶ

  • 限界まで引ける長さに「長さ」を調整する

  • ヒビ割れや劣化が見られたら、すぐに「交換」する

定期的にゴムをメンテナンス・交換することで、手銛は本来のスピードを取り戻します。次の海へ行く前に、ぜひご自身のゴムの状態をチェックしてみてくださいね!

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ゴムの結び方や、お持ちの銛に合う長さでご不明な点があれば、いつでもお気軽に当ショップまでお問い合わせください!